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年収300万円時代を生き抜く経済学

年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で「豊かな」ライフスタイルを確立する!年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で「豊かな」ライフスタイルを確立する!
(2003/02/25)
森永 卓郎

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読みやすさ ★★★★☆
内容充実度 ★★★★☆
満足度    ★★★★☆

世界の経済はいま、資本主義の終焉さえささやかれるほどの未曽有の事態になってきました。
ここまで情勢が激変すると、2003年に出版された本著は、
もう古びてしまっているかのように見えます。

確かに、小泉政権時代の経済政策について多くの紙面を割いているなど、
「いまさら」の感は拭えません。

しかし、本著の最大の読みどころは、これから到来するであろう「階級社会」、
すなわち、大半のサラリーマンが直面する「年収300万円」の時代を生き抜くための
考え方と方法を示している点にあります。

というのも、このたびの「金融恐慌」は「産業恐慌」になり、
いずれは「生活恐慌」になると言われ始めているからです。

つまり、残念ながら、著者の予見は現実味を帯びてきており、
本著の示す「今後の身の処し方」が重みを増してきているのです。

「本当の意味での豊かな人生とはなにか」を熟考して見えてくるのは、
「骨身を削る滅私奉公」でも「金銭的な豊かさ」でもなく「清貧」だ、と著者は主張します。
この「清貧」はみじめさを伴いません。考え方と工夫次第で豊かさを享受できるのです。

人生にはお金では得られない価値がたくさんあります。
たとえ「生活恐慌」に突入しても、お金の盲者に成り下がらず、
本質的な生きる価値を見失わないでいたいものです。



●「階級社会」がやってくる
  ・個人が生みだす付加価値の差が、所得格差を広げる
  ・仕事の量は時給に比例するようになる
●3層化していく
  ・1億円以上稼ぐ資本家や「勝ち組」サラリーマン
  ・年収300万〜400万円の世界標準給与層
    サラリーマンの9割はこの「負け組」へ転落する
  ・年収100万円台のフリーター的な人たち
●人生の価値観を変えよう
  ・「勝ち組」の生活は異常だ。リッチな生活と引き換えに、人生を会社に売り渡すな
  ・公的年金だけで生活できる。生活をリストラすればよい
  ・そうすれば、物質的に豊かで健康で文化的な生活を享受できる。安心してゆったり暮らそう
  ・「副業」「複業」をして自分の生活を防衛しよう。好きなことで、小さく始める
●資産運用
  ・デフレのいまは、預金で十分
  ・不動産は底値がまもなくやってくる
  ・インフレへの転換時に、不動産や株式に乗り換える
・「土地担保主義」の金融システムが機能回復すれば、中小企業が守られ、経済回復へ
・日本経済がハイパーインフレに陥る危険は極めて小さい

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りょう

管理人:りょう
山口県在住。リテール系金融機関で店舗マネジメントに携わっています。
妻と娘の3人家族。フォトリーダー。
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