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鈴木敏文 商売の原点

鈴木敏文 商売の原点 (講談社+α文庫)鈴木敏文 商売の原点
(2006/04/21)
緒方 知行

商品詳細を見る
読みやすさ ★★★★☆
内容充実度 ★★★★☆
満 足 度  ★★★★★

どんな会社でも、「理念」や「行動指針」を掲げているもの。
これらは、「動作」や「作業」のレベルまで落とし込まれて、初めて価値が生まれます。
しかし、落とし込みは決して簡単ではなく、「絵に描いた餅」になりがちです。

セブン-イレブンは、「商売の基本4原則」として、
「品ぞろえ」、「鮮度管理」、「クレンリネス」、「フレンドリーサービス」
を掲げています。

本著はこの4原則の重要性を説いているのですが、
最も参考になるのが、鈴木敏文氏による「伝え方・落とし込み方」です。

1500回以上にも及ぶ毎週の全体会議で、同氏は繰り返しこの4原則に触れています。
その言葉は、抽象論・精神論が極力排除され、
現場の行動を促す説得力がみなぎっています。

膨大な資料をもとに、着手から4年もの歳月をかけて書かれた本だけあって、
「鈴木敏文流商売の奥義」のエッセンスがぎっしり詰まっています。

姉妹書に『商売の創造』があります。こちらも近々読んでみたいと思います。



●商売の基本4原則
 ・「品ぞろえ」、「鮮度管理」、「クレンリネス」、「フレンドリーサービス」
   キャンペーンや販促の効果は、これらがきちんとできていることが前提
   立地条件に恵まれ、よく売れている店では、基本原則が甘くなり、油断しがち
 ・クレンリネス
   店の前だけでなく、向こう三軒両隣もきちんと掃除する
 ・フレンドリーサービス
   まわりのレベルが上がれば、お客様はこれまでと同じとは感じてくれない
   同じ商品を買うにしても、感じのいい店で買う
   店員の多忙さなんて、お客様にとってはなんの言い訳にもならない
●攻めの商い
 ・押しつけではなく、お客様が気づいていないニーズを一緒になって見つけてあげる
 ・提案していかないと買ってもらえない
●経費
 ・経費は「コントロール」するもの。やみくもに削減すればいいのではない
 ・人件費を増やしても経費以上の成果が得られるのであれば、それは有効
●シーズン
 ・日にちが決まった商品(クリスマス、バレンタイン、節分など)とそれ以外を明確に分ける
 ・季節の変わり目のメリハリをきちんとつける。1月に春型へ、ゴールデンウィークに夏型へ
 ・バレンタインデー商品は、店のイメージが良くないと売れない
●仕事は量より質
 ・能率よく、短い時間に密度の濃い仕事をする
 ・必要なのは仕事をした時間数ではなく、業績数字。評価はそこで決まる
 ・「無計画」こそ、密度の薄い仕事の最大の原因
●リーダーシップ
 ・「いい人」ではなく「うるさい人」でなければならない
 ・仕事ができる人=しっかりした自分のかたちをもっている。それを具体的に提示できる。
 ・妥協を絶対に許さない
 ・的確な方針を打ち出せれば、会議は不要。意見を聞く場ではなく、考え方を徹底する場
●熱意
 ・どんな競争相手が現れても負けないよう、日頃から強い体質に自分を育てておく
 ・好き嫌いに関係なく、仕事がきちんとできること
 ・常に神経をピンと張りつめた状態でいる。それが儲けさせていただいているわたしたちの義務
 ・数字が上がらないとなげく前に、もっと踏み込んで数字を上げる努力をする

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りょう

管理人:りょう
山口県在住。リテール系金融機関で店舗マネジメントに携わっています。
妻と娘の3人家族。フォトリーダー。
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